
後藤社長曰く、ビルメンテナンスに関わる女性が増えてきています
最終更新日 2023年4月27日 by rradiatordir
近年の日本では男女平等が強く叫ばれていて、以前までは男性が働いていたような仕事にも、女性が活躍する姿が多く見られるようになりました。
男性が多い仕事一つにビルメンテナンス業界が挙げられますが、実はこの業界にも女性が数多く活躍するようになってきています。
目次
後藤悟志社長に業界について聞いてみた
名前からも分かるように、ビルのメンテナンスを行う職業のことを指します。
ビルとありますが、それだけにとどまらず、大規模なショッピングセンターや病院、マンションなど、大きな建物はすべて該当すると言えるでしょう。
また建物に限らず、その内部にある機器などのメンテナンスも行い、利用する人たちが快適に使えるように、そして建物自体の寿命を延ばすことも重要な役割の一つとなっています。
このようなメンテナンスの仕事は男性が主に働くイメージが強いかもしれませんが、近年ではビルメンテナンス業界の仕事に従事する女性が増えている傾向にあると後藤悟志は言います。
女性がビルメンテナンス業界で働くことのメリット
女性がビルメンテナンス業界で働くことのメリットには、いくつかのメリットが挙げられます。
男性が入れない場所でも作業が出来る
その一つが男性が入れない場所でも作業が出来る点です。
例えば大きな商業施設などの中には、女子トイレや女子更衣室など、女性しか入れないスペースがたくさんあります。
このような時に作業員が男性しかいなければ、男性が作業をするしかありません。
しかし女性の作業員がいれば、このような女性専用のスペースでも、難なく作業を行うことができるでしょう。
女子トイレや女子高異質の中でも、点検する設備や機器などがあれば、入らなければなりません。
たとえ男性でも女性でも、異性が入ってくればあまり良い気持ちはしないものです。
現在では入り口などに作業中などの看板が置かれていて中に入れなかったり、注意喚起をすることもありますが、女性からすれば男性作業員が作業を行った後のトイレや更衣室は、なんとなく使いにくいと感じる人も多いものです。
このようなところで女性のビルメンテナンス作業員であれば、活躍することができます。
女性ならば何の問題もなく入ることができ、作業中にトイレや更衣室を利用する女性と鉢合わせになっても特に問題もありません。
入り口に女性が点検中という看板を設ければ、女性でもなんとなく安心することができるでしょう。
女性ならではの視点を生かせる
二つ目のメリットは、女性ならではの視点を生かせることが挙げられます。
ビルメンテナンス業界は男性ばかりの職場である為、男性ではなかなか目の届かない部分があるのも事実です。
一つの具体例を挙げると、女子トイレや更衣室となると、利用者と待ち合わせをしないように、できるだけ早く終わらせたいと考える人も見られます。
それだけではなく細かい部分に気を使うことができずに、メンテナンスを終わらせてしまうこともあるのです。
しかし女性が作業をすれば、女性ならではの視点で細かい部分まで丁寧にメンテナンスをすることが可能です。
その結果として利用する人たちの満足度も上がり、企業としてもメリットが大きくなります。
女性でもビルメンテナンス業界に入れるのか
このようなメリットがあることがわかりましたが、女性でもビルメンテナンス業界に入れるのかと心配になる人もいるかもしれません。
このような不安を持つ必要はなく、女性でも問題なく仕事に就くことができます。
ビルという大きな建物の中や外で行う仕事であるため、中には工具を片手に機械を修理する、屋上の貯水槽を点検する、水銀の交換をしなければならないなど、危険を伴うこともあります。
時にはとても高いところで安全帯をつけた上で作業を行うこともありますが、必ずしも危険な作業に携わらなければならないというわけではありません。
仕事は多岐にわたるため、企業側も考慮して、仕事を割り振ってくれるかもしれません。
すべての企業が配慮してくれるわけではありませんが、就職する前に確認することで、このような問題は払拭することが可能です。
普段は事務作業がメイン
このような考えがあると、事務的な仕事が多く与えられるのではないかと思う人も多いかもしれません。
体を使う仕事が多いと思うかもしれませんが、実は現場的な仕事はそれほどなく、普段は事務作業がメインと言えるでしょう。
もちろん機器をメンテナンスしたり、点検など現場の仕事もありますが、このような仕事ばかりではないのが事実です。
またビルは24時間稼働していることから、24時間常駐しなければならないケースもあります。
このようなことから勤務体系はシフト制になっているところが多く見られます。
専用の宿直室などが用意されているケースもあるでしょう。
基本的に女性の場合には、宿直や夜勤は少ない傾向にありますが、完全に無いとは言えません。
宿直や夜勤は女性にとっては精神的にも体力的にも厳しい現場であり、女性専用の部屋が準備されているところは非常に少ないのが現状です。
まとめ
男性と一緒に過ごすことにもなるでしょう。
企業によっては小さな子供がいたり妊娠しているために、宿直や夜勤が不可能な場合には免除してもらえるところもあります。
これは会社により異なるので、事前によく確認しておくことが求められます。