• 2023年6月1日

【徹底比較】USCPAの取得がおすすめな人とおすすめでない人

最終更新日 2023年4月27日 by rradiatordir

「USCPAの資格を取ろうかどうか悩んでいる」
「USCPA資格の特徴が知りたい」
「自分がUSCPAの取得に向いているかどうか知りたい」

USCPA(米国公認会計士)は、誰にでもおすすめできる資格ではありません。
持っておいたほうが良いという話を聞いたことがある人は多いはずですが、必ずしもそうとは言えないことを理解しておくべきです。
この資格が魅力的なものであることには間違いがありませんが、取得に向いていない人が安易に合格を目指すべきではないと言えます。
おすすめな人とそうでない人、その理由まで知っておくことがおすすめです。

【関連】USCPA 向いてる人

USCPAの取得がおすすめな人

海外や外資系の職場で公認会計士として活躍したい人

まず、この資格の取得がおすすめな人には海外や外資系の職場で公認会計士として活躍したい人があげられます。
こういったフィールドで公認会計士として働くのであれば、高いスキルが求められることになるはずです。
必ずしも取得するように指示されないこともありますが、就職や転職の際に有利になったり、社内での評価や信頼に大きな影響を与える可能性が高いと言えます。

既に公認会計士の資格を持っている人でキャリアアップを目指す人

既に公認会計士の資格を持っている人でキャリアアップを目指す人にもおすすめです。
公認会計士の資格を持っていれば、日本の会計士事務所や企業などで働くことができます。
しかしながら、USCPAを取得しておけば活躍できる場所が広がっていくので、チャンスがあれば積極的に別のキャリアを選択できるようになるでしょう。
すぐに別の職場で働くことを検討していなくても、もっと高みを目指したいと思っている人にはおすすめです。

いずれ独立したい人

いずれ独立したい人にもおすすめだと言えます。
USCPAは海外で高く評価されている資格ですが、近年では日本でも注目度が高まっていることを知っておくべきです。
日本国内だけで働くのであれば必ずしも必要な資格だとは言えませんが、独立した際にこの資格を取得していることをアピールすれば顧客や取引先から信頼してもらいやすくなります。
独立したばかりの事務所は信頼して良いかどうか分からないという理由から選択肢から外されてしまうことも多いですが、合格しておけば信頼アップに繋がる武器を手に入れておけるでしょう。

USCPAの取得がおすすめできない人

何となく取得したいと考えている人

一方で、おすすめできない人には何となく取得したいと考えている人をあげることができます。
転職やキャリアアップ、独立などの目的がない状態でこの試験を突破することはかなり難しいと言えるでしょう。
何故ならば、合格するためには膨大な時間と努力が必要とされている試験であり、生半可な気持ちで臨んでも合格できる可能性は極めて低いからです。
有名だから挑戦してみよう、時間があるから挑戦してみようなどの軽い気持ちで始めると、想像以上に学習が大変で挫折することになる可能性が高いと言えます。

十分な資金がない人

十分な資金がない人も受験するべきではありません。
日本では国家資格でも比較的安く受験できることが多いです。
数万円あれば受験できるケースがほとんどですが、こちらは1回の受験に最低でも約30万円が必要となります。
仮に合格することができなければ、再試験のたびに費用が発生することになりますが、1科目不合格で7万円の再受験費用が発生することを理解しておきましょう。
合格率を上げるために全科目を同時に受験しない人もいますが、その場合は同時受験より費用が高くなることも要注意です。
もちろん、試験そのものだけではなく勉強するためにもお金が必要となります。
独学の場合は比較的費用を抑えることができますが、それでも教材費はかなり高くなりがちです。
多くの人は予備校などを利用しますが、その場合は40万円以上の受講料が必要となるケースが多いと言えます。
予備校利用で合格を目指す場合は最低でも70万円は必要となる計算なので、資金が十分でないタイミングに気軽に挑戦するべきではありません。
ギリギリの資金では受験料や再受験料が不足する恐れもあるので、金銭状況もきちんと考慮するようにしてください。

勉強時間をつくることができない人

勉強時間をつくることができない人にもおすすめできないです。
一般的には1,000時間から1,200時間の学習時間が必要だとされているので、受験するのであれば本気で時間をつくって取り組む必要があります。
勉強を後回しにしてしまったり、仕事の忙しさを理由にサボってしまうことが多かったりする人であれば、とてもではないですが十分な学習を重ねることができないでしょう。
忙しかったとしても何とか時間を捻出して努力できる人、ときには楽しみを犠牲にしてでも励むことができる人であれば合格できる可能性が高くなりますが、そうでなければ挑戦が無駄になる可能性が高いと言えます。

まとめ

USCPAの取得は誰にでも向いているわけではないです。
目標や試験との向き合い方、金銭状況などを理由に取得がおすすめできるかどうかが違ってきます。
もしも、受験するかどうか決めかねているのであれば、自分はどちらのタイプなのか冷静に判断することから始めるべきです。
簡単な試験でも安く受験できる試験でもないので、本当に自分が挑戦するべき試験なのか見極めた上でチャレンジすることをおすすめします。