モバイル通信の本命?織田氏も使っているWiMAX
最終更新日 2023年4月27日 by rradiatordir
インターネットの利用に関しては、モバイルブロードバンド(モバイル版の高速インターネットサービス)も十分検討の余地はあるとしていましたが、主要携帯電話事業者3社の他、UQコミュニケーションの「WiMAX」も選択肢に入ると思います。
WiMAX自体はTD-LTE方式で提供されていて、「4G」(厳密には3.9G)と呼称される次世代高速モバイル通信サービスの1つです。
2.5GHzという周波数を利用しているため直進性が強く、回り込みも苦手なため、エリア的な部分では他社のプラチナバンド(700MHz~900MHzの携帯電話に適した周波数帯)には劣りますが、最大の特徴は月額料金の手軽さと契約期間の短さ、そして通信量の上限規制がないことにあります。
現在WiMAXは通常の「WiMAX」とその後継にあたる「WiMAX2+」の2種類があり、「WiMAX」のほうが先程の特徴、利点を備えたサービスとなります。
WiMAX2+は下り最大110Mbpsという高速通信を武器にしていて、 主要都市部を中心にサービスエリアを展開しています。
エリアはまだ広くはありませんが、WiMAX2+の対応端末でもWiMAXエリアで使用することができるため、その点でエリアをカバーしています。
また、通信量の上限制限(所定の通信量を超えると通信速度が著しく低下する仕組み)もWiMAXであればないため、これは他モバイル通信事業者にはないメリットで、ヘビーユーザーにとって非常に魅力的であるといえます。
近年ではLTE普及にともないトラフィックが急増していることから、スマホにもこの制限が適用されるため、通信をモバイルルーターと分散させたいところですが、ルーターにも制限があるため、結局どちらも利用を抑えるしかなかったりするので、これを気にせず使える恩恵はかなり大きいといえます。
申し込みも家電量販店やWEBでできますし、それぞれ特典などもあるので比較、検討しやすくなっています。
インターネット契約に関するトラブル
インターネットにまつわる契約について、近年トラブルが増加傾向にあります。
携帯電話においては、顧客の理解と承諾を得ないまま、携帯電話本体以外にも付帯する機器を合わせて契約させたり、説明不十分なまま、携帯関連アクセサリーを購入させたりする不適切な販売行為が度々ニュースなどで報じられています。
また、固定の通信サービスについても消費生活センターへの相談が目立つなど、やはり増加傾向にあります。
先程の消費生活センターへの相談件数は2009年以降年々増加していて、電話勧誘や訪問販売によるトラブルが特に目立ちます。
相談内容としては、「回線契約のみのつもりがプロバイダー契約も合わせてされていた」や「光回線を申し込んだら、説明にはなかったオプションサービスに加入していた」など、手続き時の説明が不十分なために生まれている認識の違いが多く見られます。
キャッシュバックなどの申込特典は適用するにあたり、付帯条件化されているケースも多いと思われますが、そのこと自体の説明不足と、適用に必要なサービスへ加入いただくにしても、不要な場合はどうすればいいか、加入しても特典のメリットだけでデメリットはないのかどうか、などの説明も足りていないと推測できます。
このような結果発生するクレームや消費生活センターへの相談は、顧客にも販売する側にも、よい影響を及ぼさないので、やはり手続きの際には相互確認による理解を深めていく必要があるといえます。
電気通信サービスに関しては、特に料金体系のわかりにくさ(一般の人から見て仕組みそのものが複雑)であったり、説明される言葉が専門性が高く耳慣れないものであることが多いので、そういった点を払拭する説明や接客が求められます。
また、消費者側にしても、提案やアドバイスには曖昧に返事をせず、不明点はしっかり確認を行い、特典などの附加価値ではなく、サービスそのもので要不要の判断を行うようにしなければいけません。